（株式会社ヘッドライトジャパン　代表取締役　亀澤 一公 様）

プロフィール

東大和市在住。大学卒業後、害虫駆除を行う衛生管理会社で30年間勤務し、主に企画開発に携わる。55歳の時に今後の人生を見据えて、独立を決意。2017年に、株式会社ヘッドライトジャパンを設立。

創業（独立）のきっかけは？

前職での衛生管理会社の社長は、「美しい街づくり」という理念の下で、薬剤を散布しない害虫駆除を提唱していました。その中で私は、「虫が寄らない照明機器」の開発に携わり、照明の深い魅力を知ることができました。前職で照明に関する知識を深め、人的ネットワークを構築する中で、独立の機会が訪れました。食品工場などで防虫対策の需要が高まる中、現在の株式会社ヘッドライトジャパンを設立することに決めました。

どんな事業を実践していますか？

現在は、大きく「防虫対策事業」と「品質・生産性向上事業」の2つの事業を行なっています。
1つ目の「防虫対策事業」は、主に製造工場での防虫コンサルティングです。工場内の保管庫や製造室に補虫紙を仕掛け、虫の発生源を分析し特定します。その後、アドバイスを行い、排水溝の清掃用品や各種の防虫ライトなどを販売しています。こちらの事業が全体の7割を占める主力事業となっています。
2つ目の「品質・生産性向上事業」は、主に工場での検品用ライト（見える可ライトシリーズ）などの販売です。人の目では発見しにくい、毛髪・異物・不具合・汚れなどが見えるようになるライトです。こちらの事業は全体の3割に留まっています。

これから事業でやりたい夢は？

衛生管理、品質管理業務のリモート化、スマート化です。現在これらのサービスは労務提供型で人の手で作業を行い、時間と手間がかかるものです。各施設の状況のデジタル化、効率化を進めたいと考えています。特に、工場の「衛生管理」の分野は、まだまだアナログな作業が多く、大きなビジネスチャンスがあると考えています。次に、シニア世代、女性スタッフ等の積極活用です。人生100年時代がもうすでに到来しています。世代や性別を超えて意欲のある方、能力がありながら発揮する機会に恵まれない人たちと、この事業を推進していきたく考えております。

ビジネストの創業準備コースをご利用されていかがでしたか？

さまざまな年代の創業者や、異業種間の交流があり、とても刺激になりました。お互いに助け合えたり、悩みを分かち合える場所があったのは非常に良かったと感じています。