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カーテンコール合同会社

(カーテンコール合同会社 代表取締役 守谷 博文 様)

プロフィール

日本大学芸術学部を卒業後、世界的デザイナーである森英恵さんの会社で10年以上にわたりファッション及びメディア関連の仕事に携わりました。その後、叔父が経営する住宅建材メーカーに参画し、役員等を歴任しました。退職後、自らが創業したカーテンコール合同会社を経営しています。業界経験年数は25年以上に及びます。

創業(独立)のきっかけは?

きっかけは、私の母が腎臓を患い、人工透析を受け、身体が思うように動かなくなり、カーテンの開け閉め中に大腿骨を骨折したことです。その後も同様なことが続き、最終的には寝たきりとなって介護施設に入所しました。介護施設のベッドは窓に近く、夏場は熱中症になりかけました。母に尋ねたところ、介護職員に遠慮してカーテンの開け閉めができないことを伝えていなかったということでした。私は住宅建材の仕事をしていたにもかかわらず、このような不都合を解消できないことに情けなさを感じ、何とか解決したいと思うようになりました。そのような中、中国で良い電動カーテンレールを見つけ、役員で続けるよりも、前職で取り組めなかったこの分野で新たに挑戦したいと思い、シニア起業することにしました。

どんな事業を実践していますか?

窓周りの業界で長年携わり、人脈もあり、業界の動向に詳しいです。現在は、電動カーテンレールシステムなどの輸入卸販売事業を展開しています。電動カーテンレールは、採寸に基づくオーダーメイドで価格帯も高く、販売店も取り扱いにくいため、あまり流通していませんでした。しかし、中国のメーカーの優れた商品に出会いました。身体が不自由な人にとって、カーテンを開け閉めすることは非常に負担がかかります。また、販売店側も設置時には採寸の手間がかかり、高額になるため、問題がありました。しかし、新商品はカーテンレール自体が伸縮し、採寸が不要で、リモコン操作やタイマー予約もできるため、身体が不自由な人にも使いやすいユニバーサルデザインです。この商品を卸売販売し、幅広い顧客に使っていただきたいと考えています。

これから事業でやりたい夢は?

既存の電動カーテンレールは、価格帯が高く、配線問題などがあるため、ハウスメーカーや工務店などにとっても取り扱いが難しいという問題がありました。また、個人事業者としてBtoBで展開するのも難しい面があったため、去年の5月に合同会社として起業しました。コロナ禍によるロックダウンなどで仕入先との連携も非常に難しい状況にありましたが、中国製品の日本市場へのローカライズに必要な電波法対応に目処がついてきました。その許可を取れれば、量産化に踏み出すこともできるので、最短で2023年8月頃を目処にテストマーケティングを開始したいと考えています。これを機に窓辺を便利にする電動商品を展開し、快適生活創造のお役に立ちたいと思います。

ビジネストの創業準備コースをご利用されていかがでしたか?

至れり尽くせりで素晴らしく感じています。今の部屋が西日で困るくらいです。みなさんに優しく接していただいて、大変助かっています。

 

在籍コース・時期

BusiNest 創業準備コース 第27期 2021年10月 入会

ホームページ

https://curtaincallllc.com/