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Cafe de Nostalgy

 

プロフィール

私は大学時代に4年間ファミレスのキッチンでアルバイトを行っていました。卒業後は、研究機関で建築材料の開発などを行い、前職では、障がい者福祉施設に勤務していました。障がい者支援を兼ねた飲食店の運営(喫茶店・レストラン・焼き菓子工房など)で8年間勤務しました。

創業(独立)のきっかけは?

35年間のサラリーマン時代から、私は老舗の洋食屋や人気のカフェレストラン巡りが趣味で、近隣から地方まで有名な洋食店やカフェによく足を運んでいました。お店の内装や料理の味のほか、どこかなつかしさのある雰囲気のお店が好みで、10年ほど前くらいから、いつか私もそのようなカフェをやってみたいと考えるようになっていきました。
また、大好きで何回も見直した昔のテレビドラマ「王様のレストラン」で、つぶれかけたお店を主人公たちが立て直していく姿にも漠然と憧れをもっていたことや、寂れていく地元の商店街を再び盛り上げたいという気持ちもずっと心に持っていました。
様々な想いを持っている中で、コロナ禍や私を取り巻く環境の変化が重なり、創業を決意するに至りました。

どんな事業を実践していますか?

地元の創業チャレンジ施設で洋食屋・カフェを運営しています。店内にはアンティークなオブジェや絵画、大好きな北海道の写真などを飾り、1970年代から90年代の洋楽・邦楽やクラシックミュージックをかけ、ノスタルジックな「街の洋食屋」の雰囲気を演出しています。メニューはビーフカレーやオムライス、固めのプリン、焼きチーズケーキなど、洋食の定番メニュー約15品目を提供していますが、近隣の養鶏場の卵や、地元で有名なパン屋から食材を仕入れるなど、味だけでなく地産へのこだわりも持っています。また、以前勤務していた障がい者施設で作られたシフォンケーキもラインナップに加えるなど、つながりを活かした商品展開もしています。今年からラインナップに加えたオムハヤシも人気を博しています。

これから事業でやりたい夢は?

創業チャレンジ施設から卒業し、いよいよ自店舗を持つことになりました。これまで施設の制約で出来ていなかった集客PRを本格的に試していきたいと思っています。それから、「ノスタルジックな雰囲気」の強みをより強化するための空間演出や従業員サービスの質の向上にもどんどん取り組んでいきたいと思っています。
福祉施設で働いていた経験を活かし、障がい者とのつながりも強化したいと思っています。障がい者がつくったお菓子や雑貨などの販売をしていくことからはじめ、ゆくゆくは障がい者を雇用できるようになれれば良いと考えています。
お客様に、会計時に言っていただく「美味しかった」「ノスタルジックな雰囲気でくつろげた」「また来ます」がとにかく嬉しく、生きがいになっています。そのためにこれからも頑張っていきたいと思っています。

ビジネストの創業準備コースをご利用されていかがでしたか?

創業に向けて、専任のアドバイザーがつき、親身になって相談に乗ってくれて、時には一緒に悩んでくれました。また、ほかにも デザイナー、税理士、社労士、弁理士など課題に応じた専門家にも助けていただくことができて、大変助かりました。

 

在籍コース・時期

BusiNest 創業準備コース 第26期 2021年7月 入会