（タチカワファッションラボ　代表　余田　昭雄 様）

プロフィール

大学4年中退後、内定のアパレルメーカーにそのまま就職。業界で27年間会社員勤務。在職中は海外OEM事業に携わり、その経験を活かし繊維商社へ転職するなど複数の企業でアパレル製造の経験を積む。会社員時代の経験と海外ネットワークを生かすべく、2022年10月に起業。

創業（独立）のきっかけは？

会社員時代は、一貫してアパレル製造卸で営業、企画、OEMなど、様々な業務経験を積みました。その経験をさらに活かしたいという目的があります。また、業務を通じて海外（中国やASEANなど）のヒューマンネットワークを構築することが出来ました。若い時代から共に成長している仲間としてより強固なネットワークとなっています。
このネットワークを活かし、これからまだ四半世紀ちかくある仕事人生で新しいチャレンジを進める事にしました。

どんな事業を実践していますか？

昨年創業した時点では、海外のネットワークを活かし、中国において日本で流行しているアパレル製品の販売を考えていました。しかし、コロナの影響で中国がロックダウンし、当初の計画と大幅に異なる厳しい状況になりました。そのような中でBusiNestでのアドバイスもあり、日本国内向けのEC商品販売を前倒しして動いていく事にしました。
具体的には、競馬のジョッキーの勝負服をイメージした衣料品です。野球やサッカーでも好きなチームのユニフォームを着て応援して楽しみますが、競馬場でも同じような応援ができないかと考えたことから事業化しました。商標権の問題やプロモーションについて課題がありましたが、BusiNestの支援を受けつつ準備を進めました。

これから事業でやりたい夢は？

メインの事業である、【中国内販における衣料品の企画プロモーション】について、日本での流行をいち早く中国のメーカーに紹介するプロモーション事業を軌道に乗せていきたいと考えています。軌道に乗った場合は、取引先軒数やアイテムバリエーションを増やすことも検討したいです。
また、日本国内向けには、デザイン性のあるニッチな衣料品をECサイトで販売していく予定です。現在は、前述の競馬の勝負服をイメージした応援Tシャツを実験的に販売しています。将来的には様々な業界にターゲットを広げたいと考えています。例えば、「空調ファンがついた建築作業服をイケてるデザインにして他業界向け販売する」「公共団体イベント向けにこだわりの衣装を企画製造協力する」など、既存の業界では考えられないつながりとアイデアを提供することに、アパレル不況からの脱出可能性がある！と考えています。

ビジネストの創業準備コースをご利用されていかがでしたか？

大変満足しています。特に価格が手頃で、創業者にとっては助かっています。39期の2人の同期ともお互いに助け合えるようになりました。BusiNestではさまざまな疑問や問題点についてアドバイスを受けられるため、心強く感じていました。