BusiNest

MEMBER
会員紹介・インタビュー
ヒアリング

宝飾品工房 新光舎(Shinkousha)

プロフィール

大学卒業後、宝飾卸売会社での勤務を経て、祖父の代から100年続く「宝飾品工房 新光舎(Shinkousha)」を2015年に引き継ぎました。厚生労働大臣認定一級貴金属装身具製作技能士。

創業(独立)のきっかけは?

父から代表権を引き継いで、現在は第2創業の段階にあります。前職の宝飾卸売会社で展示会を見て、お客様に強引に販売する様子を見て、宝飾品業界に疑問を感じ、父の事業を引き継ぎました。父の経営スタイルには、キャッシュフローの管理などで不安を感じる部分もあり、2016年4月にはBusiNest創業準備コースに入会しました。BusiNestで体系的な経営知識を学び、従来の宝飾品ビジネスから脱却し、新しい事業転換の構想を練っています。

どんな事業を実践していますか?

宝飾品のオーダーメイドからリメイク、修理、サイズ直し、クリーニングなど、幅広いサービスを提供しています。得意先は、主に古物屋などの販売店であり、一般消費者からの注文にも対応しています。当社の特徴は、「鍛造」という技術を用いた手作りの宝飾品を作り出すことにあります。この技術により、より高品質な宝飾品を提供することができます。一級貴金属装身具製作技能士として、質の高い技術で作業を行い、お客様の大切な宝飾品を最高の状態に仕上げることを常に心がけています。

これから事業でやりたい夢は?

人々の価値観の変化に対応するために、事業転換を行い、新たな付加価値を提供していきたいと考えています。具体的な事業内容については、現在構想段階ですが、人々の根本的な不安や悩みに焦点を当てた商品やサービスを提供することを目指しています。宝飾品の弱点としては、①基本的に1点モノであり、量産効果(リピート受注)が期待できないこと、②かつての「スイートテンダイヤモンド」など、節目ごとに宝飾品を贈るという価値観が希薄化し、市場縮小していることが挙げられます。これらの背景を踏まえて、従来の宝飾品事業の枠に捉われない事業転換を目指しています。

ビジネストの創業準備コースをご利用されていかがでしたか?

BusiNestで過ごした時間は、非常に多くのことを学ぶことができました。特に、自分自身が持っている強みを要素分解し、客観的に見ることができたことは、現在の自分にとって非常に役立っていると感じています。

 

在籍コース・時期

BusiNest 創業準備コース 第5期 2016年4月 入会