プロフィール

専門学校を卒業後、超音波工業株式会社に入社しました。超音波技術の技術職としてスキルを磨き、同社退職後も別会社で超音波技術に従事していました。2021年5月に株式会社超音波機器システムを設立し、同社代表に就任しました。

創業（独立）のきっかけは？

自分がやりたいことと、会社がやりたいことの間に大きな隔たりを感じてきたことです。
大手企業で規格品以外は受注しておらず、そのことに生産性向上や保守などのコスト削減といった理由は理解しつつも、少し制約を感じずにはいられませんでした。現状を見渡すと、クライアントのニーズは多様化しており、それに応えることで自分の能力を最大限に発揮し、新しい技術をキャッチアップすることが重要であると考えていました。また多種多様なニーズに対応することにビジネスチャンスがあると考え、チャレンジ精神を持って起業しました。

どんな事業を実践していますか？

超音波技術を応用した製品の「企画～設計～製造～販売」までの一気通貫生産を行っています。
数ある超音波技術の中でも当社は「パワー技術」に特化した製品を取り扱っています。この技術の応用例としまして、超音波で樹脂を溶かす「超音波プラスチックウェルダー」や金属を接合する「超音波金属接合機」、ダイヤモンドなどの石英を加工する「超音波加工機」などが該当します。当社が現在開発しているものは「プラスチックウェルダー」のハンディタイプのもので、自動車産業・家電産業・食品産業・半導体産業など幅広い用途で必要とされているものです。

これから事業でやりたい夢は？

超音波技術を利用した「特注品」の開発を手掛けていきたいです。
ここで言う「特注品」とは大手メーカーさんが何かシステム開発を行う中で超音波技術が必要になったときに、そこに組み込めるような製品をイメージしています。「創業のきっかけ」でも述べた通り、当社の創業の目的でもあり、同業大手が手を出しづらいニッチな分野でビジネスチャンスが大いにあると感じております。既存の技術を組み合わせたり、新しい技術を開発するなどトライ＆エラーで大変な工数を必要としますが、今後積極的に取り組んでいきたい事業です。

ビジネストの創業準備コースをご利用されていかがでしたか？

多くのサポートを受けて、大変感謝しています。
技術職に長く従事してきたので、法人登記や会計など苦手な部分を多くのアドバイザーの方が包括的にサポートして下さるので非常に心強いと感じています。