BusiNest

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ほうかごつくーる

現在のお仕事の状況を教えてください

子ども向けの工作・絵画・ものづくり教室「ほうかごつくーる」を運営

子ども向け工作・絵画・ものづくりの教室「ほうかごつくーる」を運営しています。対象は、小学校1年生の7歳から中学校3年の15歳までです。今は月曜日と水曜日、金曜日に年齢別にいくつかのクラスを開催しています。メニューは、工作や絵画、サイエンス講座など色々あり、全部合わせると120種類ぐらいになります。東京都小平市で2019年9月にスタートしました。
教室では、作品の出来栄えがどうかというよりも、「ものづくりする過程で自分の力でやりとげる自信を感じてもらうこと」を目的にしています。これは人格形成にもとても役立つものと考えています。

出張ワークショップや放課後子ども授業も大人気

他には、企業様と連携しイベント会場などで「出張ワークショップ」を月に4回ぐらい行っています。また月に1度、小平市内の小学校(2校)で開催する「放課後子ども授業」で、工作教室の講師もしています。これは教室の机が足りなくなるくらいとても人気のある教室で、在校生600人の内240人が申し込んでくださっています。
加えて、創作活動もしています。最近は、レジンと木材を使った作品をつくっています。はじめは液体なのですが、固まると表面がガラスのようにみえる平面作品です。

市の産業振興課への相談がきっかけでBusiNestを知る

退職する1年前に立川の創業セミナーに参加し、各市区町村でそういうセミナーを開催していることを知りました。私が住む東大和市にもあるだろうと市の産業振興課に尋ねると、東大和市の個別アドバイスを紹介されました。そのアドバイスの会場がBusiNestでした。東大和市に住んでいましたが、中小企業大学校という施設があることを知りませんでした。事務所を借りずに自宅でやろうと思っていたのですが、BusiNestを見学すると、セミナールームやミーティングルームがあり、個室もある。加えて、自宅からも近いのですぐに会員になろうと思いました。

BusiNestに入会するきっかけを教えてください

ビジネスにできるかもしれない

以前は、巨大アミューズメントパークや動物園などの造形物をつくる仕事をしていました。子育てで一時仕事を休んでいたのですが、娘が小学一年生になったころから、小学校や公民館でボランティアの子ども向け工作教室を始めました。そして、徐々にこれだけ人気があるのだから、上手くやればこれをビジネスにできるかもしれないと思い始めました。

勇気をだしてBusiNestへ

ある日、偶然中小企業大学校の横を通ったときに、この建物はなんなのだろうと思いインターネットで調べてみました。するとその中に、BusiNestという創業に興味を持った方が勉強できる場所があることを知りました。少し躊躇しましたが「ヨシ!」と少し勇気を出して来てみました。
まずは見学をさせていただこうと思ったのですが、当時BusiNestのアドバイザーをされていた後閑先生が「起業に興味あるなら、もう始まっているけれど出てみない」と、東大和市の創業塾を薦めてくださいました。その場で「新しい人が一人いるのだけどいいかしら」と電話をしてくださり、急きょなんだかよくわからないまま創業塾にポンと入りました。

それから入会するまでの流れを教えてください

厳しめのところに身を置こうと決心

創業塾が終わって、まず「無料コース」の会員としてBusiNestに入会しました。無料コースでも自分にとっては十分学べたのですが、3~4ヶ月してのんびりしてしまっている自分に気づきました。「これではいけない、もうちょっと厳しめのところに身を置かなければ」と思い「創業準備コース」に入会しました。今思えば、当時は運命に背中を押されていたような気がしています。

BusiNestでは特に何を期待しましたか

どうすればお金に結びつけられるかを知りたかった

自分のやっていることがビジネスになるのかどうかということです。先ほども申し上げたとおり、当時開いていた教室は、とても人気がありましたが、ほとんどお金をいただいていませんでした。それを何とかしたいと思っても、ビジネスにするためのノウハウが全くありませんでした。ですので「どうすればちゃんと収入に結びつけられるようにできるのか」をまず知りたかったです。

BusiNest での支援が始まりましたね

はじめは“映える”ビジネスをしなければと背のびをした

創業準備コースでの支援がスタートして、はじめは「ビジネススタートアップ講座」という全4回の講座に参加し、ビジネスをゼロからつくりました。当初考えたビジネスプランは「NPO法人を立ち上げて、新しいタイプの学習体験を提供する」というものでした。できるだけ“映える”ビジネスを作らなければいけないという気負いがあり、自分の背丈以上のビジネスを考えていました。

小さくても自分で動ける船も悪くはない

しばらくして、私がやろうとしていることと同じことをしている団体があることを知りました。そこは規模も大きく、様々な実績を上げていました。一時的に体調を崩したこともあり、このまま進めるのは難しいかもしれないと不安になりました。
その時にコーチから、「加藤さんは加藤さんのやり方があるのではないですか」、「今までやってきたことをしっかりやっていけばいいじゃないですか」と言われました。「あ、それでいいんだ」、そして小さな船だけども、自分の力で動くことができる船も悪くはないと考えるようになりました。

ビジネスの方向性が定まっていった

早速コーチから「どのくらいのものづくりメニューがあるのか一覧表を出してみましょう」といわれ、洗いだしたところすぐに100を超えるメニューがでてきました。それを、分野でまとめて、タイトルつけて、作業時間を決めて、値段を算出したら「すでにビジネスになっていますよ!」と言われました。それまで、自分がやっていることは特別だとは思っていなかったのですが、それを積み上げるとビジネスになるということに気づきました。少しは人と違うことやっていたのだと自信を持つことができ、本当に嬉しかったです。
さらに、当初は公民館やレンタルスペースでのワークショップを考えていましたが、せっかく以前住んできたマンションがあるのだから、そこを改装して教室にしようと、具体的な方向性が定まりました。それが今の「ほうかごつくーる」につながっています。

BusiNestで特に学んだことは何ですか

自分を磨くことで、夢を叶えることができた

いくつかありますが、一つは、これまでと違う視点で自分を見ることができるようになったことです。BusiNestに入会したころは、自分への評価が低かったです。たぶん自分は原石のような状態だったのだと思います。それを磨くことによって、自分を高め、夢を叶えることができました。
もう一つは、ビジネスの話をする機会が増えたことです。特に、お金については普段からあまり表立ってするのはよくないという感じがあり話しづらかったのですが、BusiNestでの経験を通じて、そういう話ができるようになりました。これも学べたことの一つです。

BusiNestでの2年間の支援を振り返って如何でしたか

走りながら考え、絵を描いているような感覚

必死でした(笑)。走りながら考え、絵を描いているような感覚でした。息が荒い中で、正確に的を撃たなければならない、そんな2年間でした。他の人にとっては歩いているようなものかもしれませんが、私は立ち止まっていたので、走っているように感じられたのかもしれません。
コーチとの定例面談の数日前になると、「まずい、出された課題が終わってない!」というようなことが何度もありました。何故か夜はパソコンの前に座ると眠くなってしまうので、途中から、朝起きてパソコンをするようにしました。思うように進んでいないときでも、コーチはいつも根気強く接してくださいました。

入会前と今を比べて、自分の中で何が一番変わりましたか

自分ができる楽しいことに向かえるようになった

気持ちは自分歴史上今が一番強いです(笑)。 仕事は人生そのものなのだと思います。プライベート、家族、そんなことを全て含めて、その中で仕事として何ができるか、そう考えると自分にできることしかできないですし、自分に向いていること、自分ができて楽しいことしか続けられないのではないかと思います。そして、それに向かって、やらなければいけないことができるようになりました。

母親と創業者の両立は大変ではないですか

原動力は娘さんに対する愛

今年は娘の受験と重なっているので、特に忙しいです。娘のメンタル面のサポートには特に気をつけています。自分のビジネスばかりを考えて、会話が足りないなと思う時は、なんとなくドライブをしたり、外食して二人でゆっくり話したり、足を揉んであげたりしています。親として、娘をちゃんとした大人にするために、そして安全に暮らせるために仕事も頑張ろうと思っています。私の原動力は「娘に対する愛」だと思います。

これからどのような教室にしていきたいですか

子どもたちの発想力を高めるお手伝いをしたい

BusiNest創業ビジネスEXPOでの子ども向け工作ワークショップの様子

子どもたちはものづくりが大好きです。セロテープとトイレットペーパーの芯とか、ティッシュペーパーさえあれば、夢中になって色々なものをつくります。用具の使い方は教えられますが、ものづくりは教えられるものではありません。何を書いてどう表現していくかは本人が決めることです。ですので、私の役割は「もともと備わっている面白いものを発見したり、閃いたりする発想力を高めるお手伝い」をすることだと考えています。そんなお手伝いをこれからもずっと続けていきたいです。

 

 

本日はありがとうございました

担当ビジネスコーチから一言

BusiNest ビジネスコーチ
馬込 正(まごめ ただし)
これまで積み重ねた実績からビジネスを創造

加藤様を表現すると、がんばり屋の優しいママです。おっとりされていますが、工作・ものづくりへの真っ直ぐな情熱をお持ちです。
BusiNest創業ビジネスEXPO(展示会)での子ども向け工作ワークショップでは、なかなか上手くできない子ども、こだわりすぎで終わらない子どもなど、色々な個性を持つ一人一人を認め、寄り添っていました。そのなかで、子どもたちは目を輝かせて工作に集中していました。ああ、こうやって勇気づけ、自信を与え、成長を促しているのだと実感できた一コマでした。何よりご自身が楽しそうにしている姿が印象的でした。まさに女性版のっぽさんです。
加藤様は、創業準備コースへ入会されたときから価値のあるサービスを提供されていましたが、問題はそれをどのようにビジネスとして成り立たせるかでした。様々な可能性を追求しながら、最終的にはご自身の持つポテンシャルを整理、統合、再構築して新しいカリキュラムを作り上げることで、収益の柱となる子ども向けの工作・絵画教室「ほうかごつくーる」を実現することができました。
これからも工作・絵画・ものづくりを通じて子どもたちの感性や自主性を高めるという素晴らしい活動を広め、地域で一番の人気教室に成長されることを楽しみにしています。

在籍コース・時期

BusiNest 創業準備コース 第12期2018年1月入会